新刊・既刊

『分不相応のすすめ 詰んだ社会で生きるためのマーケティング思考』
著:永井竜之介

発売:2023年11月20日
本体:2000 円(税別) 体裁:四六判 216頁 並製 ISBN:978-4-911194-00-3

■書籍紹介
「これくらいが自分にはちょうどいい」。生活でも仕事でも無意識に作ってしまう「分相応」の自己評価。じつはこれが「壁」となり、挑戦や成長が妨げられている。その原因は「日本らしさ」にあった。マーケティングの科学的知見を背景に、自分の「分相応の壁」を破り、周囲の空気に負けずに、現状を打開するためのマインドとメソッドを提示。行き詰まりを感じて思い悩む現代人に必読の一冊。

■著者プロフィール
永井竜之介(ながい・りゅうのすけ)
高千穂大学商学部准教授。1986 年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、同大学大学院商学研究科修士課程修了の後、博士後期課程へ進学。同大学商学学術院総合研究所助手、高千穂大学商学部助教を経て2018 年より現職。専門はマーケティング戦略、消費者行動、イノベーション。日本と中国を生活拠点として、両国のビジネス、ライフスタイル、教育等に精通し、日中の比較分析を専門的に進めている。

■目次
まえがき

○Prologue
「人に迷惑をかけない」はどれくらい大事?
「人を科学する」マーケティング
本当は美徳じゃない「分相応」
「分不相応」を目指す大切さ
仕事はもっと面白くできる

○Chapter 1 分相応を学ぶ
「ズルい」と「すごい」の違いは「ふさわしさ」
「ぜんぶ、文化のせい」と思っていい
じつはデメリットが多い「特別扱いしない」
失敗したら謝ってしまう理由
我慢するのは、当たり前じゃない
「我慢強い」と「思考停止」は紙一重
「サムライ」は失敗できない
本当はチームプレーが苦手な日本
ルールを守るのは得意、ルールを作るのは苦手
自分の話をするのが苦手なワケ

○Chapter 2 分相応に気づく
3 歳からもう始まる「ちゃんとして」
得意より「苦手なし」の方が上?
中学生になったら「夢より目標」
気づいたら、質問ができなくなっていた
本当は色々おかしい日本の部活
推薦入試を選びたい親子の本音
「つぶしがきく」を重視しがちな将来選び
会社で評価されやすい「我慢力」
色々な理由から「やめた方がいい」と思う
日本人がなかなかマスクを外せなかった理由

○Chapter3 分不相応を試す
「変えてみる勇気」を持つ
誰かの正論に負けない
いつでも「やってみなきゃ分からない」
準備に時間をかけすぎない
まずやってみて、「やれたスイッチ」を押す
「昨日の自分」を驚かせてみる
「自分らしさ」はどんどん変えていける
「分相応の壁」を越えて、飛躍する
「タテの壁」を越えて、覚醒する
「ヨコの壁」を越えて、適性を増やす

○Chapter4 分不相応に変わる
「続ける勇気」を持つ
失敗は「経験値」と割り切る
挑戦には「保険」を用意する
リスペクトで枠を広げる
長所を探すクセをつける
物事を結びつけて考える習慣を作る
別世界のことにせず、「自分事」化する
環境を変えて、基準も限界も変える
「良い嫉妬」を、「もっと挑戦する力」に変える
ゲーム感覚で「楽しんだもん勝ち」

○Epilogue
分不相応を目指す「分相応4 タイプ」
①「思考停止」タイプ
②「従順・勤勉」タイプ
③「あきらめ慣れ」タイプ
④「行きづまり」タイプ

あとがき
参考文献

■ご購入
○書店
全国の書店さまにてお買い求めいただけます。
店頭に在庫がない場合は、ご注文くださいませ。

○ネット書店
・Amazon
・紀伊國屋 Web Store
・ヨドバシ.com
・楽天ブックス
・HMV
・Yahoo!ショッピング

○電子書籍
※ただ今準備中です。